「健やかに育ってほしい」
いつどんなときも、子どもの身体のことを思わない日はありません。裸足で元気に走りまわる息子の姿を眺めながら、どんなシューズを履かせようかと考えていました。
市販のシューズは、踵が厚くてクッション性が高いシューズがほとんどでした。私は「シューズが衝撃から足を守る」ことよりも「衝撃を足裏で受け止め、自分で身体の使い方を工夫していくこと」が大切だと考えています。後者のコンセプトに近いシューズも、よくよく観察してみるとソールが少し厚かったり、もしくは硬かったり、足指が動かしにくかったり、結果的に理想的なものは見つかりませんでした。
「子どもが、裸足感覚で履けるシューズをつくりたい」
私の切実な思いから、「ゆび助」の開発が始まりました。